10.月夜

月夜の晩に あなたはこの街で生まれた

大きな大きな 腕に抱かれながら


あの星の袂の 丘の上に建つ

あなたの家を眺め想うことは

青春の日々よ


何気ない毎日を 過ごしてきたとしても

誰も悲しませたくはない

子供の心 親に届けと 嘆いてみた夜


月夜に この手を握りしめて

あなたはここにいるから

雨になろうとも 嵐に打たれても

決してこの手を 離しはしない


月夜の晩に あなたはこの場所で生まれた

大きな大きな 母に抱かれながら


気高に振る舞い 歩んできた道

あの頃覚えた母の背中見つめ

追いかけた日々よ


何気ない言葉で 傷つけ傷つき

誰も幸せにならない

悟った夜 明かり欲しくて 祈り続けた空へ


月夜に この手を握りしめて

あなたはここにいるから

雨になろうとも 嵐に打たれても

決してこの手を 離しはしない


雨になろうとも 嵐に打たれても

決してこの手を 離しはしない


月夜の晩に あなたとこの川を眺めて

大きな大きな 夢を叶えたい